GraphQL vs REST API:Web開発、どっちがアツい?
最近、Web開発の世界で「GraphQL」って言葉、よく聞くようになったと思いません?REST APIはもう古い、GraphQLの時代だ!なんて声もちらほら。ぶっちゃけ、どっちがいいのか、迷っちゃいますよね。私もそうでした。
今回は、私がGraphQLとREST APIについて色々調べて、実際に使ってみた経験をもとに、それぞれの特徴やメリット・デメリットを、超わかりやすく解説したいと思います。ちょっと長くなるけど、最後まで読めば、きっとあなたのプロジェクトに最適な選択肢が見つかるはず!
REST APIって、そもそも何?
まずは基本から。REST APIは、Webアプリケーション同士が情報をやり取りするための「共通言語」みたいなものです。例えば、あなたがAmazonで商品を検索すると、AmazonのサーバーがREST APIを使って、検索結果をあなたのブラウザに送ってくれます。
REST APIの仕組みは、シンプルでわかりやすいのが特徴。URL(住所)を使って、必要な情報(リソース)をリクエストします。例えば、「/products/123」というURLにアクセスすると、IDが123の商品情報が返ってくる、みたいな感じです。
REST APIのメリット
REST APIのメリットは、何と言ってもその普及率の高さ。多くのWebサイトやサービスで採用されているので、情報もたくさんありますし、開発ツールも充実しています。
それから、キャッシュしやすいのもメリットの一つ。一度取得した情報を保存しておけば、同じリクエストを何度も送る必要がなくなるので、サーバーの負担を減らすことができます。
REST APIのデメリット
REST APIのデメリットは、いくつかあります。まず、オーバーフェッチングとアンダーフェッチングが発生しやすいこと。オーバーフェッチングは、必要な情報だけでなく、不要な情報まで一緒に取得してしまうこと。アンダーフェッチングは、必要な情報が一度に取得できず、何度もリクエストを送らなければならないことです。
例えば、ユーザーのプロフィール情報を取得する場合、REST APIだと、名前、メールアドレス、住所など、すべての情報をまとめて取得してしまいます。でも、場合によっては、名前だけ欲しい、ということもありますよね。これがオーバーフェッチングです。
逆に、ユーザーの投稿一覧を取得する場合、投稿者の名前やプロフィール画像を表示したいのに、投稿情報だけしか返ってこない、ということもあります。この場合、投稿者情報を別途リクエストする必要があるので、これがアンダーフェッチングです。
GraphQLって、一体何がスゴイの?
GraphQLは、Facebookが開発した新しいAPIの設計思想です。REST APIの課題を解決するために生まれました。GraphQLの最大の特徴は、クライアントが必要な情報だけをピンポイントでリクエストできること。
まるで、レストランで好きな料理だけを注文するみたいに、必要なデータだけを選んで取得できるんです。無駄な情報を取得する必要がないので、通信量を減らすことができ、パフォーマンスを向上させることができます。
GraphQLのメリット
GraphQLの最大のメリットは、オーバーフェッチングとアンダーフェッチングを解消できること。必要なデータだけを取得できるので、通信量を大幅に減らすことができます。
それから、APIのドキュメントが自動生成されるのも嬉しいポイント。開発者は、常に最新のAPIドキュメントを確認できるので、開発効率が向上します。
GraphQLのデメリット
GraphQLのデメリットは、REST APIに比べて、まだ普及率が低いこと。情報もREST APIほど多くありませんし、開発ツールもREST APIほど充実していません。
それから、キャッシュが難しいのもデメリットの一つ。REST APIのようにURLでリソースを特定できないので、キャッシュの仕組みを独自に構築する必要があります。
あと、GraphQLを使うには、専用のサーバーが必要になります。これは、REST APIにはない、GraphQL特有のコストです。
GraphQLとREST API、どっちを選ぶべき?
結局のところ、GraphQLとREST API、どちらを選ぶべきなのでしょうか?それは、あなたのプロジェクトの要件によって異なります。
例えば、モバイルアプリのように、通信量が限られている環境では、GraphQLが有利です。必要なデータだけを取得できるので、通信量を減らすことができ、バッテリーの消費を抑えることができます。
逆に、Webサイトのように、キャッシュが重要な環境では、REST APIが有利です。REST APIは、URLでリソースを特定できるので、キャッシュの仕組みを簡単に構築することができます。
個人的には、新しいプロジェクトであれば、GraphQLを検討する価値はあると思います。特に、フロントエンド開発者が主体となって開発を進める場合、GraphQLは非常に強力な武器になります。
ただし、GraphQLは学習コストが高いので、チームメンバーのスキルセットを考慮する必要があります。REST APIに慣れている開発者が多い場合は、無理にGraphQLを導入する必要はありません。
私のGraphQL体験談
実は、私もGraphQLを実際に使ってみたことがあります。あるWebアプリケーションの開発プロジェクトで、REST APIからGraphQLに移行したんです。
最初は、GraphQLの学習コストに苦労しましたが、慣れてくると、REST APIにはない便利さに気づきました。特に、フロントエンド開発者からの評判が良く、開発効率が大幅に向上しました。
ただ、GraphQLサーバーの構築や、キャッシュの仕組みの構築には、それなりに手間がかかりました。結局、GraphQLは、すべてのプロジェクトに適しているわけではない、という結論に至りました。
まとめ:GraphQLはWeb開発の未来を切り開くか?
GraphQLは、REST APIの課題を解決するために生まれた、革新的なAPIの設計思想です。オーバーフェッチングとアンダーフェッチングを解消し、開発効率を向上させる効果があります。
ただし、GraphQLは、REST APIに比べて、まだ普及率が低く、学習コストが高いというデメリットもあります。GraphQLを選ぶかどうかは、プロジェクトの要件や、チームメンバーのスキルセットを考慮して、慎重に判断する必要があります。
私の意見では、GraphQLは、Web開発の未来を切り開く可能性を秘めた、非常に興味深い技術です。REST APIに慣れている開発者も、一度GraphQLを試してみて、その可能性を体験してみてはいかがでしょうか。私も、これからもGraphQLの進化を追いかけていきたいと思います!