GraphQL vs REST：APIの未来を制するのはどっち？

API（アプリケーション・プログラミング・インターフェース）の世界って、常に進化していて、新しい技術がどんどん出てきますよね。最近よく耳にするのがGraphQLとREST。どっちが未来のAPIの主流になるのか、気になっている人も多いんじゃないでしょうか？

私も個人的に、この問題には興味津々なんです。というのも、以前携わったプロジェクトで、どちらの技術を使うか、チーム内で激しい議論になったことがあったんです。結局、プロジェクトの特性に合わせてRESTを選んだんですが、GraphQLの可能性も捨てきれずにいました。

そこで今回は、GraphQLとRESTのメリット・デメリットを比較しながら、それぞれの技術が今後どのように発展していくのか、私の意見も交えながら語ってみたいと思います。

RESTってどんなもの？

REST（Representational State Transfer）は、もう長いことAPIの設計スタイルとして使われていますよね。簡単に言うと、リソースをURLで表現して、HTTPメソッド（GET、POST、PUT、DELETEなど）を使って操作するっていう仕組みです。

たとえば、ブログ記事を取得したい場合は、`GET /articles/123`みたいなURLにアクセスします。これはもうおなじみですよね。RESTはシンプルで理解しやすいから、多くの開発者が採用していて、私も最初はRESTから入りました。

ただ、RESTにも課題がないわけではありません。たとえば、欲しい情報が一部だけなのに、リソース全体を取得してしまう「オーバーフェッチ」とか、必要な情報を得るために何度もリクエストを送らないといけない「アンダーフェッチ」なんていう問題もあります。

GraphQLって何がすごいの？

GraphQLは、Facebookが開発したAPIのためのクエリ言語です。RESTとは違って、クライアントが必要なデータだけをリクエストできるのが大きな特徴なんです。

たとえば、ブログ記事のタイトルと作成者だけが欲しい場合は、GraphQLでそれを指定してリクエストを送ることができます。すると、必要なデータだけが返ってくるので、通信量を減らすことができるし、クライアント側の処理も楽になります。

GraphQLのもう一つの魅力は、スキーマ定義があること。APIで利用できるデータ型や操作が明確に定義されているので、開発者はAPIの構造を理解しやすく、ドキュメントも自動生成できます。

個人的には、GraphQLの柔軟性が好きですね。RESTでは、サーバー側でAPIの構造を決めないといけないけど、GraphQLならクライアント側のニーズに合わせて柔軟にデータを取得できるのが魅力です。

GraphQLのメリット・デメリット

GraphQLのメリットは、さっきも言ったように、必要なデータだけを取得できること。通信量を減らせるし、クライアント側の処理も効率化できます。それに、スキーマ定義があるので、APIの構造を理解しやすいし、ドキュメントも自動生成できます。

でも、GraphQLにもデメリットはあります。一番大きいのは、学習コストが高いこと。RESTに慣れている開発者は、GraphQLの概念を理解するのに時間がかかるかもしれません。それに、GraphQLサーバーの設定も、RESTよりも複雑になることがあります。

あと、GraphQLは複雑なクエリに対応できる反面、セキュリティ対策をしっかりしないと、パフォーマンスが悪化する可能性があります。

RESTのメリット・デメリット

RESTのメリットは、シンプルで理解しやすいこと。多くの開発者がRESTに慣れているので、すぐに開発に取りかかることができます。それに、HTTPのキャッシュ機能を利用できるので、パフォーマンスを向上させやすいです。

でも、RESTにもデメリットはあります。オーバーフェッチやアンダーフェッチの問題があるし、APIのバージョン管理が大変だったり、APIの変更がクライアントに影響を与えやすかったりします。

個人的には、RESTはシンプルなAPIを構築するのに向いていると思います。でも、複雑なAPIを構築する場合は、GraphQLの方が柔軟に対応できるかもしれません。

結局、どっちを選ぶべき？

GraphQLとREST、どっちを選ぶべきかは、プロジェクトの特性によって異なります。

もし、シンプルなAPIを構築したい場合は、RESTを選ぶのが良いでしょう。学習コストも低いし、すぐに開発に取りかかることができます。でも、複雑なAPIを構築する場合は、GraphQLの方が柔軟に対応できるかもしれません。

たとえば、モバイルアプリのように、通信量が限られている環境では、GraphQLの方が有利かもしれません。必要なデータだけを取得できるので、通信量を減らすことができます。

逆に、ウェブサイトのように、キャッシュ機能が重要な場合は、RESTの方が有利かもしれません。HTTPのキャッシュ機能を利用できるので、パフォーマンスを向上させやすいです。

ぶっちゃけ、どっちを選んでも正解ってわけじゃないんですよね。大事なのは、それぞれの技術の特性を理解して、プロジェクトのニーズに最適なものを選ぶことだと思います。

APIの未来はどうなる？

私の意見では、GraphQLとRESTは、今後も共存していくと思います。RESTは、シンプルなAPIのためのスタンダードとして、これからも使われ続けるでしょう。一方、GraphQLは、複雑なAPIや、モバイルアプリのような特定の環境で、ますます普及していくと思います。

それに、APIの世界は常に進化しているので、GraphQLとREST以外にも、新しい技術が出てくるかもしれません。たとえば、gRPCとか、WebSocketsとか、リアルタイム通信を実現するための技術も注目されていますよね。

大事なのは、常に新しい技術にアンテナを張って、自分のスキルをアップデートしていくことだと思います。私も、GraphQLをもっと深く理解するために、個人的なプロジェクトで試してみたりしています。

APIの世界は奥が深いけど、その分、面白いですよね。これからも、新しい技術を学びながら、API開発を楽しんでいきたいと思います。